前回、映画「エクスペンダブルズ」のキャストは贅沢だ。
という話をしたが、

「贅沢だ・・」

伊藤○史が出演する某缶コーヒーのCMのような妄想をしてみた。


してみたんだから仕方ないじゃないか。




今日はエクスペンダブルズを見に新宿ピカデリーへ来た。

「エクスペンダブルズ、大人１枚。」

「１枚だな。何時の回にするんだ？」

「ん？このハザマミチオな声は・・！？」

なんとチケット売り場のスタッフがシルベスタースタローンだった。

「わぁぁぁ！？スタローンだ！！えぇっと、一番早くて２時の回か・・しまった、もう２時過ぎちゃってる、次の回まで待つしかないか・・」

するとスタローンが大声で叫んだ。

「ネバーギブアップッ！！」

いや、そう言われても映画始まっちゃってるし・・

半ば強制的に劇場に入れられた僕。

「チケットを拝見。」

「ひぃぃっ！ジェットリーだ！」


ジェットリーがチケットのもぎりスタッフだった。

しかも宙に浮いている。

あっ、ワイヤーで吊られてるのか。


映画を見る前に何か食べるモノを買おうと思い売店へ。

「注文は？」

そこには客商売にあるまじき仏頂面で販売しているジェイソンステイサムとドルフラングレンがいた。

食い逃げなんかしようものなら
地の果てまで追い掛けられて体中の骨をへし折られそうだ。


「えっと・・ポップコーンとコーラをください・・」

「づぁーーいっ！！」


ビックリした。
急に叫ぶなジェイソン。

「・・450円・・。」

静かに商品を手渡すドルフラングレン。

あの・・私一応お客様ね。
狙撃する勢いで睨まないで・・


心臓の止まる思いでお菓子を買い、座席へ。

指定席のはずが、僕の席にはなぜかミッキーロークが。

「あの・・そこ僕の席なんですが・・」

「なんだ坊主？
刺青いれてほしいのか？」


怖かったのでスゴスゴと端っこの空いてる席へ。


なんやかんやで映画を見終わった僕は、大迫力の娯楽作品に胸を踊らせながら席を立った。

外のゴミ回収ボックスの前ではスタッフのアーノルドシュワルツェネッガー知事が来客者一人一人に挨拶をしていた。

「アイルビーバック！」



あぁ、贅沢だ・・。


しかし客に向かってアイルビーバックって
アナタがまた戻って来てもしょうがないんじゃ・・？


まぁいい。
贅沢だった。


こんな妄想。